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2016年08月28日

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2

朝、朝食をたっぷりと食い、フィッシングガイドのボブさんこと、大城船長を待つ。

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2




やがて、お洒落なワインレッドのハイラックス・サーフに乗ったボブ船長が迎えに来てくれた。

聞くと、昨日はベイトも豊富でカツオやツムブリを始め、キハダも釣れていたという。

台風の影響もほとんどなく、今日もいい釣りが出来そうだ。




朝9時。

出航である。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2






石垣島北西部のリーフを目指し疾走する。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
弱いうねりが入ってはいるが、ほぼ凪の海だ。





一気に岬の向こう、川平(カビラ)周辺まで北上し、そこからどんどん南下していくというスタイル。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2






基本的にシャローを狙っていく。

しかし・・・

魚からの反応が無い。

前回の爆釣が嘘のようだ。

台風が全く来ない影響で、海水面の温度は32℃近くに達し、珊瑚は死に、リーフの魚の活性も悪いという。

ルアーを追わないならと、出来るだけボトムを意識して釣るが、うねりで底がとりにくく、あまり攻めすぎると根掛かりが多発するという状態。




それでも何とかレンジをコントロールしやすいX-80でアメリカ-。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2






バイブレーションでもアメリカ-。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2






ここぞというところで、かろうじてアメリカ―が反応する程度なのだ。

潮止まりということも多少はあるかもしれないが。

渋い時間帯こそ、フォローで持参したワームを投入する。

今回持ち込んだワームは全て、バークレイ社の生分解性素材を用いたもの。

ワームを齧る魚が多いため、通常のプラスティックワームでは魚を死なせてしまいかねないのだ。

さらにサイズも、あくまでもビッグタマン狙いなので、4インチクラスのみを用意。



普通ワームを投入すれば、ボトムに着くまでにヒットするようなものだが、今回はそうはいかない。

それでも何とか定番のニジハタ。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
バークレイの4インチホッグ。



ワームが噛み切られても、雑魚たちは果敢に食ってくる。
釣れないといっても、そこはワームなのでほぼ毎投反応はある。
ただ、小さいミーバイか、ベラの仲間がほとんどだった。

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2





あまりに反応が無いため、ラパラのCD-9を投入。

リーフではどちらかといえば、イレギュラーなダートをするルアーの方がいい気がするが、みんながカウントダウンは釣れると言うので半信半疑の投入である。

すると驚いたことに、次々とヒットしてくる!(全部アメリカ―なので写真は無し^^;)

引出しが一つ、増えた気がしてこれは収穫だった。







昼を過ぎたころ、潮が動き始めると、急にベイトの反応が多くなった。

シラス系の小魚が無数にインリーフに射し、トビウオが大量に接岸し、グルクンの群れがボートの下で何者かに追われているのが丸見えである。
ルアーの後ろにはアオリイカがぴったりマークする。
このアオリイカ、ルアーをキャスティングするたびに新しい群れがついてくるため、いつしかボートの周りはアオリイカだらけとなってしまう。

そしてこれは大型魚が近くにいないという証拠でもある。

アオリイカはタマンの大好物でもあるのだ。

時折シラスが逃げ惑うが、すべてアオリイカにびっくりしているように見えた。

しかし、アウトリーフでは鳥山もたち、雰囲気はいい。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2





リーフの魚の元気はないが、海水温が高い分、回遊魚の活性は頗る高いのだ。



とある鳥山にボートを付けると一発でカツオが飛びだした!

素晴らしいスピードとファイトを魅せてくれたが、あと少しのところでフックオフ。

船長が言うには、今のは本ガツオだったとのこと。

本ガツオは釣ってみたかった魚なだけに残念。





リーフに戻る。
有名な石垣島ダイビングポイント「マンタスクランブル」周辺のリーフ。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
ここは天国か?という美しさである。




ワームでやっと釣れた。
クチナジー(イソフエフキ)!
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
ワームは、「ガルプ!アライブ!パルスワーム」の4インチ。
これにフックは、デコイのSW専用太軸高強度のオフセットフックを使用した。
あくまでもタマン狙いのこだわりが、ここにある。




さらにミミジャー(ヒメフエダイ)。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
みんなこのミミジャーは美味しいというので、この個体はキープさせて頂いた。





少し反応が上向いたところで、プラッキングに。


まずは、フォールで気持ちよくアタックしてくれた。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
やっぱりいい引きだが、このタックルの敵ではない。





さらに

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
小ぶりだが、イノーアカジン!
スジアラである。
「イノー」とは、サンゴ礁の浅瀬のことを意味する。






少し沖にある沈み根に移動。

やや水深があり、高水温の影響がまだマシなエリアだ。

ここでバイブレーションのロングフォールで大きく当たる!!




と同時に海面でジャンプ。
シジャー(オキザヨリ)である。

しかし、コイツがまた強いのだ。
軽視されがちな魚ではあるが、釣るたびにその引きの強さを再認識させられると同時に、驚かされる。

まあ、サイズもいいのだが(笑)

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
太い!
余裕のメーターオーバーであった。






このあと、バイブレーションのロングフォールで、2投続けてビッグバイトがあったのだが、食いが浅かったのか、ファイトに持ち込むことは出来なかった。







そろそろ陽が傾いてきた。

船長の判断で、港に戻りながら、要所要所を叩いて帰ることに。


その中でも、船長の自信のあるポイント。

20mのやや深い砂地に根が点在するという、いかにも、なポイントだ。

ここではショアからのスロージギングに使用するメタルジグを選択。

軽く70~80m程度キャストし、広く探る。


いまいちタマンがジグに反応するイメージが掴めない中、早速のヒット!

そこそこ引くが、黄色い魚体が浮いてくる。。



ベラか?



い、いや・・・



コイツぁ・・・






ポケモンをゲットした。

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2







なにこれ・・・
かわいすぎる。。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
こんなに愛くるしい魚は初めてだッ!!





コバンザメ!(金色バージョン!!)
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2

まさに、珍魚中の珍魚。
コバンザメは稀に釣れることはあるようだが、金色の個体は、長く沖縄の海で働く船長も2回目だという。

しかもジギングだよ~(笑)


怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
ジグはコルトスナイパー・フォール40g。




お腹はパンパン。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2

ササっと撮影を済ませてリリース。




金色に輝く小判とは、なんとも縁起のいい魚であった。

あとは、大判フィッシュが釣れれば最高である。






そして次の流し。

ボトム周辺をスロー気味に探る。


船長に、アクションはこんな感じでいいですかねえ、と話していた矢先だった!!



ズドンッ!!!




き、来たぁッ!!


最初の突っ込みでドラグは出せない!

必死に頭を向かせリフティング!

とてつもなく重量感のある引きだが、有無を言わさずポンピングで根から引き剥がす!

何とかリールは巻けている。


最後まで強靭な抵抗を見せて浮いた魚体は赤い。













アカジン!!!
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2





これはデカい!!

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2






物凄い迫力であった。
フィッシュグリップを無理やり捻じ込まねばならないくらい厚い唇。

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
沖縄県下最高級魚、アカジン・ミーバイ。
これ一匹で〇万円がつくことも・・・




ルアーは、シャウト!のステイ60g。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
ROD:MC.works LIGHTNING 733CR カスタム
REEL:SHIMANO new TWINPOWER SW4000XG
LINE:SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 2号 + SYSTEM SHOCK LEADER FC40lbs






コイツもキープして、夜の宴に使われることに。







その次の流し、同じようなコースで、




ズシッ・・・





とりあえず渾身のフッキング!

何回かリールを巻けた!

何回かは・・・



そこからは何もできなかった。



超大型の魚は、釣られていることに気づかないこともあるという。



間違いなく、根掛かりではなく、魚。



これはきっと怪物クラス。


船長が言うには、アーラミーバイではないかと。。


それも10kgやそこらのサイズではないと。




アーラ。



その存在は知っていたが・・・





結局20分に及ぶ格闘の末、ラインブレーク。


戦える相手ではなかったということだ。






港への帰りがけ、いくつかマンメイドストラクチャーをボートシーバスを釣る要領で打たせてくれた。

狙いはカスミアジ。

一度だけ背びれで海面を切ってチェイスしたが、フッキングには持ち込めなかった。








とにかく、一日海の上でやれることはやり切ったのだ。

明日に懸けよう。


今夜はコイツで盛り上がるんだ。

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2




ホテルでシャワーを浴び、タックルを片づけて、居酒屋「錦」へ。



この日は、今回お世話になったボブさんもご一緒して下さった!

怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2





定番の「錦サラダ」!
めちゃウマなのだ。
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2





今回のお互いの釣果を讃え、乾杯。

情報共有して、又乾杯。。




ザッキーさんは念願の初GT!!
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2





五島の渋田船長のカスミアジ!
怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
左に写るのはあの高級釣り具ブランド「FISHERMAN」社長の鈴木氏だ。





そして小原氏もしっかりいいサイズのカスミ!
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私の釣った魚たちも運ばれ、最高の夜に!!

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ミミジャーのマース煮。
これは美味いっ





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アカジン刺し。




怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!vol.2
世界最高の白身魚のフライ「アカジンフライ」。






あっという間に時間は過ぎ、非現実的な幸せに浸りながら宿へと帰ったのであった・・・。










つづく









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この記事へのコメント
楽しみやvol.3
アカジンうまそ!
Posted by サックー at 2016年08月29日 20:58
さっくー先輩!

乞うご期待っす!!
Posted by じゅに at 2016年08月30日 00:22
またまた遅コメ失礼しますm(__)m

非現実的な幸せ…
でも理想的な幸せでありますね☆

やっぱり良い日々、良い出会いは自らが作らないとダメですね!

僕も見習わねば!(〃^ー^〃)
Posted by たけまんたけまん at 2016年09月16日 22:21
たけまんさん、こんばんは!

本当に幸せな時間を過ごせました。
これでタマンが釣れていたら・・・^^

僕も釣り以外は最近めっちゃ苦労してます(笑)
世の中は難しいですね~^^;
Posted by じゅにじゅに at 2016年09月19日 20:24
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