2016年05月28日
じゅに’S Expedition ISHIGAKI Isl.!! vol.2
5月20日
予報では朝から激しく雨が降り、所によって雷を伴う、ということになっていた。
恐る恐るカーテンを開ける・・・
快晴です!!!
眩しい日差し!広がるエメラルドの海!
じゅには晴れ男なのだ(笑)
出船は9時。
ロビーでゆっくり朝食をとり、昨夜用意していた竿を手にホテルを出る。
長島船長の操るフィッシングガイド船「リトルターン」は、ホテル東横インのすぐ裏手のマリーナから出航する。
小型で機動力が抜群の「リトルターン」。
名前の由来は「コアジサシ」。
そのクイックな機動力を活かし、コアジサシのようにターゲットを追う。
水深1mのシャローも攻めることのできる、今石垣で最もアツいフラットボートだ。
キャプテンの奥さん(これまた美人である)に見送られ、凪の海へ!
バンバン走る。
石垣島の小型船、というのだから私はてっきり石垣島のリーフを釣るものだと思っていた。
ところが一気に小浜島、黒島周辺まで行ってしまうのだから驚いた。
この船長のフットワークの軽さは筋金入りだった。
船長曰く、ここ最近はリーフの魚がスポーニングで深場に移動したのか、全く釣れないとのこと。
この日も苦戦を強いられるかもしれない。
悪い予感が過ぎるが、今日は今日の風が吹くことを信じる。
最初のポイントに到着。
無風の凪である。
水深は7~8mあるそうだが、底に手が届きそうな錯覚を覚える。
それほどまでに静かであった。
ボート周りでは、あまりの穏やかさにスズメダイの仲間が海面で遊んでいる。
ウミガメやウミヘビもたくさんも浮上し、平和な空気が流れる。
まずはスプーンから試してみる。
17gから始めたが、所々サンゴが隆起し、かなり浅くなっているため、7gまで軽くする。
うっすら罹った雲が根を見え辛くしていた。
この釣りはタイトに根を狙うことが大切である。
内地の釣り人は、南国のリーフなんてどこに投げても釣れるだろうと思いがちだが(数年前まで私もそう思っていた)、しっかり根の際に落とし込めるかで釣果は雲泥の差となる。
遠投して、根の上で誘い上げ、根際でフォール。
いきなり食った!
南方の魚は小さくても凄まじい突っ込みを見せる。
こんなサイズでもノロノロしているとサンゴに入られてしまう。
石垣での一尾目は、アメリカー(アミメフエダイ)。
この模様が星条旗に見えるとか見えないとか・・・(笑)
ルアーはダイワのチヌーク7gだった。
しかし反応がいまいちなので即移動。
ティップの動きと、リーリングだけで、クイックイックイッとリフトし、フォール。
ひったくるようなバイト!
クチナジー(イソフエフキ)!
タマンほど大きくはならないものの、そのファイトは強烈。
紛れもないリーフのファイターだ。
出来るだけ触らないようにリリース。
その後もバイトが出るが、少し食いが浅いのか、船べりでのバラシが多くなる。
何度か同じようなシルエットをばらして、やっとキャッチ。
ミンサーフエフキ。
この類の魚が八重山にはたくさん生息する。
風がなく、船が全く流れない。
キャッチした魚の写真を撮ってリリースしても、今釣った根がまだ目の前にあるという状態。
船長が小まめに船を動かすが、こういう日は活性が低い。
陽も昇り、暑さも相当なもの。
ヤバいなぁ、これじゃあ堤防で釣ってるのも同じだなぁ。。
船長がそうボヤいてしまうほどだったのだ。
何とかしてこの状況は打破しなくてはならない。
念のため持ってきたライトリグ用のタックルにテキサスリグをセット。
この組み合わせ、かつて鳩間島で無敵の釣果を上げたことがあったのだ。
キャストして、根までフォール・・・
10m近い水深だが、5gのバレットシンカーで十分釣れる。
大きくリフトしてからのフォール。
ラインが走る!
思い通りに仕留めたクチナジー!
腹が大きく、まだプリスポーンであることが窺える。
このサイズになると、ワールドシャウラ2651Rをギュンギュン引き絞り、相当楽しい。
ただしドラグはフルロック。
少しも出してはいけないのだ。
速やかにリリースしても、次々にヒットするナジー!
ワームもすぐにボロボロになる。
ボトムをとるまでもなく釣れることも多々あり、群れを一つ釣ってしまうほどの勢いなのだ。
デカナジーからミニナジーまで、これは釣れ過ぎである。
長島キャプテンもビックリだ(笑)
やっぱりどこに行ってもスティールベイトは強い。
魚種を問わず、何でも釣ってしまう恐ろしいルアーだ。
いや、ワームはなんでも良さそうだ(笑)

エコギア、グラスミノーLでもアタリまくりである。
テールが無くなって、イモグラブになっても釣れてしまう勢いなのである。
フワッとフォールするワームはいろんな魚に効果的であった。
ヒロサー(ミツバモチノウオ)。

バグアンツもやはり釣れる。
しかし、今後は生分解性素材のワームを使おう。
これだけワームを齧る魚がいては、通常の素材では魚を死なせてしまいかねない。
ほんの少し船が流れ出し、ライトタックルを置いた。
もう十分癒された。
タマンに的を定めるつもりで、シンキングペンシルをセット。
根に向かって遠投し、ジャーキング&フォールで喰わせる。
どんなルアーでも、このフォールが命である。
ほぼ全てフォール中に食ってくるといってしまえるほど、バイトが集中したのだ。
クチナジーの暴力的な引きとは少し違ったファイト!
南洋の宝石、ユカタハタである。
この尾鰭を見よ。
大切にしなくてはならない海だと再確認させてくれた。
Rod:SHIMANO WORLD SHAULA 2704RS-2
Reel:SHIMANO BIOMASTER SW4000PG
Line:SUNLINE CASTAWAY2.0号+Fluorocarbon30lbs
Lure:SHIMANO OCEA LIP LESS85Sウチナー魂 タマンファイアー
リリースし、今度はやや深い10mライン。
デカいのが出そうだ。
フォール中にキャプテンと話していると
ガツーーーン!!!
本当に手からロッドをひったくられそうになったのは初めてだ!(笑)
クチナジーやミーバイではびくともしなかったドラグがジワジワ出される!
これはタマン来たやろ!!!
必死でリフトする!
タマンより少し長いシルエットで浮いてきたのはコイツだ!!!

ウムナガー(キツネフエフキ)!
来たねえ~!!
猛烈ファイト!
やはり良型のフエフキはとんでもないファイターであった。
リーダーも一発でザラザラに。
かなり危なかったのだ。

Rod:SHIMANO WORLD SHAULA 2704RS-2
Reel:SHIMANO BIOMASTER SW4000PG
Line:SUNLINE CASTAWAY2.0号+Fluorocarbon30lbs
Lure:SHIMANO OCEA LIP LESS85Sウチナー魂 タマンファイアー
タマンファイアー、タマンでなくとも素晴らしい仕事をする。
船が流れ、少し深い13mライン。
ルアーをバイブレーションに変更した。
船尾で釣っている船長もバイブレーションで当てていた。
エクリプスのキールバイブ70。
いきなりのヒットは小型のハンゴーミーバイ(アカハタ)。
高級魚だが、当然リリース。
そして運命の次のキャストだった。
ボトムからのリフト&フォール・・・
ドンッ・・・!!
んあれ?
動かない。
魚ですか?根ですか?
ギャギャギャギャーーン!!!
タマン降臨!!!
リールが壊れそうだ!!
先ほどのウムナガーとは比べ物にならない!
これが牛アタリか!!
どうすることも出来ない魚というものは、こういう魚なのか・・・
一気に根に走るタマンらしき魚影に為す術無しっ!!
完敗である。
これほどとは・・・
あまりの悔しさに天を仰いだ。
長島キャプテンも、今のはタマンだったかもねえ・・・と。
行き場を無くした悔しさに、思わずタキノ君に電話を掛けるじゅに(笑)
励まされ、釣りに戻った。
少しポイントをずらして再開。
スプーンを沈めるとイシミーバイ(カンモンハタ)!

リーフの癒し系フィッシュである。
さらに良型のハンゴーミーバイ。
ルアーはTIFAのブリリアント14g。
良い感じの駆け上がり、バイブレーションを放り込むといいバイト!
コイツもよく釣れた。
ナガジューミーバイ(バラハタ)。
このサイズになると、いいファイトをする。
ゼッツのガルファーバイブを頭から丸呑みである。
ローリングベイトをリフト&フォールでガツン!
なかなか良いファイトで上がってきた魚体に、船中が興奮した!(と言っても私と長島キャプテンだけだが)
きたよ~!
クルバニーアカジン(コクハンアラ)!!
神秘の芸術である。
この色は大きくなると消滅し、赤黒い魚に変身するそうだ。
ちなみに20kg位になる大型魚だ。
一年に1~2匹しか釣れないよ!と船長も興奮気味。
思わぬゲストフィッシュであった。
しばらくすると、キャプテンにも牛アタリ!!!
リップルフィッシャーのオフショアキャスティングロッドが伸される!!!
しかしあえなく根に潜られた。。
恐ろしい魚がいるもんである(笑)
微妙なバイトを掛けると青物のような突っ走るファイト!
え、この姿であのファイトですか(笑)
カタカシ(ヒメジ、オジサンの一種)。
こんな姿ではあるが、猛烈に引くのだ。
さらに小ぶりではあるものの、美しいユカタハタ!
ルアーはブルースコードV90琉球スペシャル!
ここには載せてはいないが、もちろんナジーたちも爆釣しているのだ。
ただ、あの牛ファイトの後ではこのクラスの魚はゴリ巻きで寄せてしまう。
巻けないアタリが欲しい。
潮が止まり、再び活性が落ちた。
ライトタックルに持ち替える。
「船長、この一投で何かしら釣ります(笑)」
宣言してキャスト。
でボトムに着く前に食った(笑)
これもよく釣れた。
イソフエフキに比べると、単発の突っ込みが強かった。
タテシマフエフキ。総称してこの類はクチナジーである(笑)
その後3投連続でクチナジー。
釣れ過ぎるのでワームの釣りはここで封印。
ガルファーバイブにいいバイト!
良型のユカタハタ!
やっぱり頭から丸呑みなのだ。
凄い体高。
めちゃくちゃにカッコいいのだ。
この尾鰭、何度見ても飽きない。
これも普段はあまり釣れないそうだ。
この日だけで3尾も釣ってしまった。
これはかなりいいサイズ。
因みに船長も一匹釣っていた。
リリース。
あまりの美しさにしばらく見惚れてしまった。

タマンを追いかけ深場へ。
移動途中、買ってあった弁当を胃に流し込む。
午後4時になろうとしていたが、昼食を摂っていなかったのだ。
文字通り、三度のメシより釣りが好き。
どうしようもない釣りバカである(笑)
到着してすぐに、スピンテールジグでマダラハタ。
続かないので再びシャローへ。
ムルー(マトフエダイ)。
この程度の魚は、最早敵ではない。
雰囲気はいいのだが、当たってくるのはナジーばかりだ。
こんな歌舞伎役者のような模様のハギもよく釣れる。
クマドリ。
八重山では定番の外道である。
近縁のムラサメモンガラは今回姿を現さなかった。
最後はかなりシャローなエリアを流してくれた。
大潮ということもあり、川のような流れ。
何処か神秘的な風景であった。
大きなクチナジーと、良型ナガジューミーバイを釣り上げたが、写真も撮らず、船べりで即放流である。
タマンの強烈なアタリを信じ続け、時間の限り投げ続けたが、この日はこれにて納竿となった。
長島キャプテンと奥さんに、明日の再会を誓い、ホテルへ戻った。
潮を洗い落とし、心地よい腕の疲労を感じつつ、居酒屋「錦」へ。
カウンターに腰かけ、この日の釣果話を肴にオリオンビールを流し込む。
大将に、ヒットルアーのバイブレーションを無くしてしまったので、もしあれば売ってほしいとお願いすると、やっぱりあった(笑)

コーモランのプライアルバイブ。
云わずと知れた、兼価ルアーであるが、コイツがとんでもないルアーであった・・・。
フックは交換し、一本をペンチで曲げて、根掛かり予防とした。
この夜は、たまたま同じタイミングで同じく大阪から来島していた、学友O君のお父さんが来られていて席をご一緒して下さった。
この方、しょっちゅう島に来てはGTを追いかけている猛者である。
石垣のGT釣り師なら知らぬ者はいない、有名人である。
お連れの方とも話させて頂き、初対面のはずなのに旧知の仲のように盛り上がってしまった。
同じ釣り好き同士、ひとたび乾杯してしまえば、もう話は止まらない。
時刻は夜10時をとうに回っていた。
ライトタックルで筋肉痛という、かつてない感覚に酔いしれ、通りを歩いた。
明日のタマンをキャッチする絵が、リアルに頭の中に描かれていた・・・。
2016年05月24日
じゅに’S Expedition ISHIGAKI Isl.!!
お久しぶりでございます!
じゅにです!!
一年で最も仕事が忙しい時期を乗り越え、何とか生きながらえております・・・^^
とはいえ、新米社会人にはかなり辛いことも多く、一時は心が病みかけてしまいました・・・
そこで、休日出勤の代休が溜まりに溜まっていたので、先週の木、金に急遽振替休日を頂けることに!
その休暇を貰ったのが2週間前。
土日もあるので4連休。
さて、どうしたものか。
もちろん釣りに使いたい。
それも、日頃出来ない釣りに。
考えた。
国内でもまだまだ釣っていない憧れのターゲットはたくさん存在する。
その中でも、自分の好きなスタイルで釣っておかなくてはならない魚は何なのか・・・
アカメやイトウなんかは、魅力的ではあるが、少し私のスタイルから外れる気がした。
次にいつ取れるかわからない貴重な連休である。
そう考えると、ふと脳裏にある魚の名前が過ぎった。
「タマン」
和名を、ハマフエフキ。
比較的南方系の魚で、餌釣りでは和歌山県の南紀串本が有名である。
南紀で「タマミ」と呼ばれ、大物狙いのブッコミ釣り師達を熱くさせる。
そのファイトは強靭で、「牛アタリ」や、「牛ファイト」と敬意を込めて呼ぶ人たちもいる。
針掛りすると、一気に根に走る。
時に三脚を薙ぎ倒して竿掛けごと海に引きずりこむ怪物である。
大きくても80cmほどだが、同サイズではあのGTよりも厄介だというのだから、これはもう、本当にヤバい魚のようであるのだ。
そんな猛烈なファイターをルアーで、それもシャローエリアで狙って釣れるのが沖縄地方なのだ。
過去に沖縄のリーフではヒットさせたことはなかったが、今回、メーンターゲットとしてこの魚を選んだ。
さっそく、石垣島フリークとして知られ、幾度となく島に通い続ける釣友であり、かつての学友のガーミンとタキノ君に相談を持ち掛けた。
するとすぐに、「リトルターン」というガイド船を紹介してくれた。
この二人、リトルターンでかなりいい思いをしてきたようだ。

タキノ君と17kgのGT。

ガーミンと完璧なまでのカスミアジ。
さっそく次の日には船長の長島キャプテンに電話をし、2日間チャーターをお願いした。
普段は、GTをはじめとするシャローのトップゲームを得意とするキャプテンであるそうだが、無理を言ってお願いしてしまったのだ(笑)
さらに飛行機、宿も予約し、休暇が決まってから僅か数日ですべての手配が完了した。
ルアーは万全を期したいところ。
様々なシチュエーションを考慮するが、ベースとなるのはこんなところか。

タマンに有効といわれる、赤金ベースのシンキングペンシルや、ミノー。
ちなみに上から3つめは数年前石垣島で手に入れた「オシアミノーリップレス ウチナー魂」。カラーはタマンファイアー。

7~17gのスプーンに、ジャークベイト。
実釣ではスプーンにはバリバスのサクラマス用アシストフックをフロントに付けることとなった。
これらをはじめ、有効と考えられるルアー各種、ソフトルアーも用意した。
ロッドは手持ちのワールドシャウラ2704RS-2をベースに、ライトリグ用に2651R-2も持参。
リールは、バイオマスターSW4000と、レアニウムCI4V2C3000。
スナップにはダイワの耐力スナップ70lbsを採用。
フックもがまかつMHクラスを中心に、根掛かりが多そうなものには、太軸で強力ながまかつのダブルフックを装着。
そしてライン。
今回一番悩んだ点がここ。
本気でタマン一筋の人は、相当太い糸を使うが、船長曰く、やはり太仕掛になればなるほどバイトは減るかもしれないという。
悩んだ末の妥協点は、PE2号に、30lbsのフロロカーボンリーダー。
ライトリグには、PE1号の20lbsフロロカーボンリーダーを採用した。
もちろん、このライトリグもタマンのヒットは十分に考えられる。
気は抜けそうにない(笑)
さて、水曜日の仕事を深夜近くに終え、実家に用意していた荷物を引き取りに行き、ほとんど寝ずに関西国際空港へ。
予報では、私の沖縄入りを見計らったように梅雨入りしているそうだ。
一抹の不安を抱き、朝一番の飛行機に搭乗する。

この日の大阪の天気は晴れ。
というより、日本列島で雨雲が掛かっているのは沖縄だけ、という予報だった。
約2時間15分のフライトで石垣島に到着。
相変わらず近い。
串本より、遥かに近い(笑)
そして、晴れ渡る空。燦々と注ぐ紫外線!
じゅには晴れ男なのだ。

さっそく離島ターミナル行のバスに乗る。
隣の席に腰を掛けた男性とおしゃべり。
大阪から帰ってきた島の人らしい。
そして、島で一番大きな釣具屋「しまつりぐ」の社長さんであった(驚)
聞くと、タマンを始め、フエフキ系の魚は、今がスポーニングのようでこれからいい時期に入っていくという。
いろいろ聞かせてくれたお礼を言い、バスを降り、早速「しまつりぐ」さんへ。
ルアー用品がずらりと並び、流行りだけで商品が入れ替わる内地ではなかなか見られなくなったルアーなんかに心が躍る。
そして手に入れたのがこれ。

沖縄タマンで伝説的名作といわれる、ブルースコードV90。
しかも、琉球スペシャル!!

上が赤金、下がトロピカル。
太軸フックに貫通ワイヤー。
さらに、本島やんばるで、超人気ブロガー「蛙さん」の逸品、蛙スプーン。

タマンキラーとして有名な蛙氏。
やっぱりこのスプーンもタマンキラーであるらしい。
ホテルに荷物を預け、初日はゆっくり石垣の町を散策。
GWも終わり、平日とあって閑散とした町。
しかしこの船が着港し、台湾人観光客を大量導入。
一気に観光地感が出て、楽しくなった(笑)

豪華客船AQUARIUS。
毎週木曜日に石垣島に寄っていくらしい。

超カッコいいのだ。
街が一つそっくりやってきたような賑わいである。
ちなみにもう一隻、沖に超巨大豪華客船も停泊。
昼食はソーキそば。
八重山に来たら、まずはこれだ。

アクセサリーショップで一目惚れしたネックレスを買ったり(今年の新作らしい。店員は相当喜んでおられた。)、小さなカフェに入って休憩したり。

このガーラ(ロウニンアジ)のネックレスに一目惚れであった。
今回のターゲットではないものの、買わずにはいられない。
夜光貝とウッドでできた作品。
海人工房本店でTシャツを買い足し、宿への帰りがけにこんなのを発見。

これは知らなかった。
石垣市には、市のお魚がいたのだ。
それもタマン。
これはリーチが懸かったナ。
この時は本当にそう感じたものだ。
宿でタックルの最終調整(フックを全てバーブレス化、ラインシステム等々)をし、少し仮眠を取って夕飯へ。
ガーミンとタキノ君の勧めで、居酒屋「錦」さんへ。
そこは釣り人たちの集い場。
壁には歴代の大物の写真がびっしりと貼られ、カウンターにはたくさんのルアーが並んでいて、購入することも出来る。
入った瞬間に店主らしき方に、私が釣りバカであることを見抜かれ、カウンターに招かれる。
乾杯。明日の釣果に。
その後はタマンについて、GTについて、ガーミン、タキノ君、その他愛すべき友人たちについて・・・話題は尽きない。
みんな石垣に来てこの店に入り浸っていたのだ。
さらに、明日からお世話になるリトルターンの長島船長まで今日釣れたカツオを持って現れた。
明日も必ず来ます、タマンを釣って・・・
そう約束をして、ほろ酔い気分で宿に戻ったのであった。。
じゅにのExpedition Vol.1 おわり
じゅにです!!
一年で最も仕事が忙しい時期を乗り越え、何とか生きながらえております・・・^^
とはいえ、新米社会人にはかなり辛いことも多く、一時は心が病みかけてしまいました・・・
そこで、休日出勤の代休が溜まりに溜まっていたので、先週の木、金に急遽振替休日を頂けることに!
その休暇を貰ったのが2週間前。
土日もあるので4連休。
さて、どうしたものか。
もちろん釣りに使いたい。
それも、日頃出来ない釣りに。
考えた。
国内でもまだまだ釣っていない憧れのターゲットはたくさん存在する。
その中でも、自分の好きなスタイルで釣っておかなくてはならない魚は何なのか・・・
アカメやイトウなんかは、魅力的ではあるが、少し私のスタイルから外れる気がした。
次にいつ取れるかわからない貴重な連休である。
そう考えると、ふと脳裏にある魚の名前が過ぎった。
「タマン」
和名を、ハマフエフキ。
比較的南方系の魚で、餌釣りでは和歌山県の南紀串本が有名である。
南紀で「タマミ」と呼ばれ、大物狙いのブッコミ釣り師達を熱くさせる。
そのファイトは強靭で、「牛アタリ」や、「牛ファイト」と敬意を込めて呼ぶ人たちもいる。
針掛りすると、一気に根に走る。
時に三脚を薙ぎ倒して竿掛けごと海に引きずりこむ怪物である。
大きくても80cmほどだが、同サイズではあのGTよりも厄介だというのだから、これはもう、本当にヤバい魚のようであるのだ。
そんな猛烈なファイターをルアーで、それもシャローエリアで狙って釣れるのが沖縄地方なのだ。
過去に沖縄のリーフではヒットさせたことはなかったが、今回、メーンターゲットとしてこの魚を選んだ。
さっそく、石垣島フリークとして知られ、幾度となく島に通い続ける釣友であり、かつての学友のガーミンとタキノ君に相談を持ち掛けた。
するとすぐに、「リトルターン」というガイド船を紹介してくれた。
この二人、リトルターンでかなりいい思いをしてきたようだ。

タキノ君と17kgのGT。

ガーミンと完璧なまでのカスミアジ。
さっそく次の日には船長の長島キャプテンに電話をし、2日間チャーターをお願いした。
普段は、GTをはじめとするシャローのトップゲームを得意とするキャプテンであるそうだが、無理を言ってお願いしてしまったのだ(笑)
さらに飛行機、宿も予約し、休暇が決まってから僅か数日ですべての手配が完了した。
ルアーは万全を期したいところ。
様々なシチュエーションを考慮するが、ベースとなるのはこんなところか。

タマンに有効といわれる、赤金ベースのシンキングペンシルや、ミノー。
ちなみに上から3つめは数年前石垣島で手に入れた「オシアミノーリップレス ウチナー魂」。カラーはタマンファイアー。

7~17gのスプーンに、ジャークベイト。
実釣ではスプーンにはバリバスのサクラマス用アシストフックをフロントに付けることとなった。
これらをはじめ、有効と考えられるルアー各種、ソフトルアーも用意した。
ロッドは手持ちのワールドシャウラ2704RS-2をベースに、ライトリグ用に2651R-2も持参。
リールは、バイオマスターSW4000と、レアニウムCI4V2C3000。
スナップにはダイワの耐力スナップ70lbsを採用。
フックもがまかつMHクラスを中心に、根掛かりが多そうなものには、太軸で強力ながまかつのダブルフックを装着。
そしてライン。
今回一番悩んだ点がここ。
本気でタマン一筋の人は、相当太い糸を使うが、船長曰く、やはり太仕掛になればなるほどバイトは減るかもしれないという。
悩んだ末の妥協点は、PE2号に、30lbsのフロロカーボンリーダー。
ライトリグには、PE1号の20lbsフロロカーボンリーダーを採用した。
もちろん、このライトリグもタマンのヒットは十分に考えられる。
気は抜けそうにない(笑)
さて、水曜日の仕事を深夜近くに終え、実家に用意していた荷物を引き取りに行き、ほとんど寝ずに関西国際空港へ。
予報では、私の沖縄入りを見計らったように梅雨入りしているそうだ。
一抹の不安を抱き、朝一番の飛行機に搭乗する。

この日の大阪の天気は晴れ。
というより、日本列島で雨雲が掛かっているのは沖縄だけ、という予報だった。
約2時間15分のフライトで石垣島に到着。
相変わらず近い。
串本より、遥かに近い(笑)
そして、晴れ渡る空。燦々と注ぐ紫外線!
じゅには晴れ男なのだ。

さっそく離島ターミナル行のバスに乗る。
隣の席に腰を掛けた男性とおしゃべり。
大阪から帰ってきた島の人らしい。
そして、島で一番大きな釣具屋「しまつりぐ」の社長さんであった(驚)
聞くと、タマンを始め、フエフキ系の魚は、今がスポーニングのようでこれからいい時期に入っていくという。
いろいろ聞かせてくれたお礼を言い、バスを降り、早速「しまつりぐ」さんへ。
ルアー用品がずらりと並び、流行りだけで商品が入れ替わる内地ではなかなか見られなくなったルアーなんかに心が躍る。
そして手に入れたのがこれ。

沖縄タマンで伝説的名作といわれる、ブルースコードV90。
しかも、琉球スペシャル!!

上が赤金、下がトロピカル。
太軸フックに貫通ワイヤー。
さらに、本島やんばるで、超人気ブロガー「蛙さん」の逸品、蛙スプーン。

タマンキラーとして有名な蛙氏。
やっぱりこのスプーンもタマンキラーであるらしい。
ホテルに荷物を預け、初日はゆっくり石垣の町を散策。
GWも終わり、平日とあって閑散とした町。
しかしこの船が着港し、台湾人観光客を大量導入。
一気に観光地感が出て、楽しくなった(笑)

豪華客船AQUARIUS。
毎週木曜日に石垣島に寄っていくらしい。

超カッコいいのだ。
街が一つそっくりやってきたような賑わいである。
ちなみにもう一隻、沖に超巨大豪華客船も停泊。
昼食はソーキそば。
八重山に来たら、まずはこれだ。

アクセサリーショップで一目惚れしたネックレスを買ったり(今年の新作らしい。店員は相当喜んでおられた。)、小さなカフェに入って休憩したり。

このガーラ(ロウニンアジ)のネックレスに一目惚れであった。
今回のターゲットではないものの、買わずにはいられない。
夜光貝とウッドでできた作品。
海人工房本店でTシャツを買い足し、宿への帰りがけにこんなのを発見。

これは知らなかった。
石垣市には、市のお魚がいたのだ。
それもタマン。
これはリーチが懸かったナ。
この時は本当にそう感じたものだ。
宿でタックルの最終調整(フックを全てバーブレス化、ラインシステム等々)をし、少し仮眠を取って夕飯へ。
ガーミンとタキノ君の勧めで、居酒屋「錦」さんへ。
そこは釣り人たちの集い場。
壁には歴代の大物の写真がびっしりと貼られ、カウンターにはたくさんのルアーが並んでいて、購入することも出来る。
入った瞬間に店主らしき方に、私が釣りバカであることを見抜かれ、カウンターに招かれる。
乾杯。明日の釣果に。
その後はタマンについて、GTについて、ガーミン、タキノ君、その他愛すべき友人たちについて・・・話題は尽きない。
みんな石垣に来てこの店に入り浸っていたのだ。
さらに、明日からお世話になるリトルターンの長島船長まで今日釣れたカツオを持って現れた。
明日も必ず来ます、タマンを釣って・・・
そう約束をして、ほろ酔い気分で宿に戻ったのであった。。
じゅにのExpedition Vol.1 おわり
2016年05月05日
オフショア大撃沈!
大型連休といいつつも、その半分以上が出勤です。
じゅにです。
4月30日、その前後は仕事でしたが、上京していた大学時代の友人、がーみんが帰阪して釣りに行くと聞きつけ、三重のタキノ氏と共にオフショアに!
前日の勤務の影響で遅刻寸前になりましたが、何とか出航までに火遠理丸が停泊する深日港に到着です。
がーみんとは社会人になってからの初コラボです。
最近はトップウォーターでハマチが釣れているようで、みんなでいろいろ投げますがなかなか食ってきません。
シラスが海面をウロチョロし、時折単発のボイルがありますが、かなり難しいです。
しかし、タキノ氏が沈黙を破ってくれました!

後が続かない中、何とか鯛ラバでいいサイズのガシラ。

船中ぽろぽろと釣れる中、僕もサバを追加。
しかし基本的に渋々で、がーみんもチェイスは沢山あるもののなかなかヒットに持ち込めない様子。
タキノ氏はハマチを2匹追加!
周りが釣れてない中で流石でした・・・!
そろそろ終盤というところになって、
ナ~イス!!

ナブラにドンピシャにルアーが入って狙い撃ちでした^^
さらに潮目で諦めずに投げていた彼が追加!!

全員真っ赤に日焼けして晩春の陽気を堪能しました!
僕は撃沈でしたが~!(笑)
最後は〆のラーメンを喰らい、解散となりました。
再会を誓って!!
じゅにです。
4月30日、その前後は仕事でしたが、上京していた大学時代の友人、がーみんが帰阪して釣りに行くと聞きつけ、三重のタキノ氏と共にオフショアに!
前日の勤務の影響で遅刻寸前になりましたが、何とか出航までに火遠理丸が停泊する深日港に到着です。
がーみんとは社会人になってからの初コラボです。
最近はトップウォーターでハマチが釣れているようで、みんなでいろいろ投げますがなかなか食ってきません。
シラスが海面をウロチョロし、時折単発のボイルがありますが、かなり難しいです。
しかし、タキノ氏が沈黙を破ってくれました!

後が続かない中、何とか鯛ラバでいいサイズのガシラ。

船中ぽろぽろと釣れる中、僕もサバを追加。
しかし基本的に渋々で、がーみんもチェイスは沢山あるもののなかなかヒットに持ち込めない様子。
タキノ氏はハマチを2匹追加!
周りが釣れてない中で流石でした・・・!
そろそろ終盤というところになって、
ナ~イス!!

ナブラにドンピシャにルアーが入って狙い撃ちでした^^
さらに潮目で諦めずに投げていた彼が追加!!

全員真っ赤に日焼けして晩春の陽気を堪能しました!
僕は撃沈でしたが~!(笑)
最後は〆のラーメンを喰らい、解散となりました。
再会を誓って!!