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Posted by naturum at

2017年05月29日

嵐を呼ぶ!八重山巨大タマン伝説!~第2章~

5/22(月)



最近はめっきりアルコールに弱くなってしまった。

昨夜一杯しか飲まなかったオリオンビールが後頭部に残ったままだった。


ホテル東横インの無料朝食サービスでビタミンとタンパク質を十分に摂取し、すぐ横の港へ向かった。








朝9時。
毎度お世話になっている、長島船長の「リトルターン」だ。


すぐ隣では、FISHERMANの鈴木社長も準備をしていた。





船長曰く、やはりGWが明けてから、本当に厳しい状況が続いていて、この日もどうなることか・・・

しかし私もこれまで何度も厳しい展開を打破してきている。

それにこの1年弱の期間で様々な準備をしてきていた。

自信はあった。






ともあれ、出船である。

梅雨真っただ中というのに、程なく青空が広がった。
じゅには晴れ男なのだ。




最初のポイントは確か黒島のリーフだったと思う。

水深5m前後。

魚のご機嫌を伺うために、まずはバイブレーションプラグから。


キャストしてボトムをとったら、大げさなほどのロングリフト&ロングフォールを繰り返す。

なるほど、確かに直ぐには当たってこない。


しかし、渋いバイトが出始める。

カワハギ釣りのアタリのような細かいバイトがフォール中に断続的にある。


その中で、良いアタリを捕えた!

いきなりナイスファイトだ!


しかし最初の突っ込みだけで、後はひたすら重たいだけ。

これはあの子だな・・・^^




良型のナガジューミーバイ(バラハタ)!

いつ行ってもこの魚は元気だ(笑)


少し浅くなるとこの子も元気。

浅い水深で投入したCD-7のウェイトチューン。
アメリカー(アミメフエダイ)は今回大型ばかりだった。



細かいバイトをブルースコードで捕えた!






最後まで諦めない良い引きで上がってきたのはクチナジ(イソフエフキ)!

このまま船べりでペンチリリース。



その後10匹ほどクチナジやその他を追加するも、バイトが遠退きがちで移動。









次はパナリ周辺のリーフ。

挨拶代わりの良型ナガジュー。

直ぐにリリース。



かわいいアカナー(バラフエダイ)。






申し訳ない、入れ食いである(笑)

魚種を問わなければこんなに楽しい釣りはない。

写真も撮らずに何十匹の魚をリリースしたかも定かではないのだ・・・。



前日まで絶不調だった石垣島をはじめとする石西礁湖の釣り。

ここにきて天候が回復し、魚達も一気にスポーニングを意識し始めたのか、活性が振り切っているのだ。

そこに私が万全の準備をした最高にオイシイルアーを入れてしまうものだから・・・(笑)



昼になり、流石にバイトが疎らになってきた。

渋くなると、逆に元気になり始めるのがこの手のお魚さんたち。

針を狙って食べに来たとしか思えないフッキングをするクマドリ。







ここですかさず大きく移動。




美しい石西礁湖のシャローエリア。






移動中、回遊魚がこのような浅瀬にシラスのようなベイトを追い詰め、鳥山が発生しているのを発見。

狙う?

船長の問いに、まあタマン狙いなのでスルーしてもいいかな、と思っていたが、結構しつこく魚が海面を割るのが見えたので、

じゃあ、ちょっとだけ・・・(笑)


なんとも贅沢である(笑)
内地ではこんな鳥山があれば船団が押し寄せてしまうのにね・・・


しかし近付くとすぐに散ってしまう。

次の鳥山の発生する場所を読み、船を回した船長に軍配。

ほんの、ほんの一瞬、射程内で魚が飛んだ!

カツオ!

シャローだし、まだシーズン序盤、小さいスマだね~

と思いながら一発でキャストが決まり、即ヒット!!

海面がドカ~~ン!と爆発!!











ギュギュギュギュギュ~~~~ン!!!!








え!?

これ小さくないよね!?(笑)

対タマン用に強く締め込んだドラグ!

しかし強制的にラインを引き出される!!


急いでドラグを緩めると今度は下に突っ込み、少々焦る・・・(笑)


これは強い!しかもやたらと根に行きたがる。


カスミか!?


寄ってきた魚は、やけに青く見えた。




じゅに: 船長!いいサイズのカスミですわ~!!

船長: カスミ?あ、でも青いね、カスミ~かな~?あれ~~?













スマでした!!(笑)


デカい!!




カッコいい!

少しマグロのような風格まで漂いだした5kgの良型スマガツオ!!!




そら引くわなぁ~^^

今シーズン初という、リーフの鳥山撃ちの獲物を戴いてしまった・・・





しっかりと血抜きされ、船長のご家庭へ奉納^^


ROD:SHIMANO WORLD SHAULA 2704RS-2
REEL:SHIMANO new TWINPOWER SW4000XG
LINE:YGK YOZ-AMI LONFORT ODDPORT#2(45lbs) + SYSTEM SHOCK LEADER FC40lbs
LURE:DUO Press Bait 85






それから西表島のリーフへ。

すこし濁りの入る3~4mのエリア。


まずは、シロブチハタがお出迎え。



丁度夕まず目とタイミングも被り、ここから凄いことに・・・^^;












クチナジ!無数!!









恐らくここが、産卵前に一旦魚が溜まる場所なのであろう。

実際産卵の行われる水道は禁漁区とされているが・・・



キャスト、ラインスラッグを取ったらバイト&ヒットと、永遠とクチナジが釣れ続く。

こんなことは初めて、と船長も驚きを隠せない様子。


しかし、どんなルアーでも、というわけではなく、やっぱりハマるパターンがあった。


産卵を控えた貴重なクチナジ達。

小さいバイトは拾わないように心掛ける。

それでもワンキャスト、ワンフィッシュ。


ゴリ巻きで一瞬で寄せて、全てバーブレスフックだから、船縁でわざとラインを緩めてフックオフを促す。

しっかりフッキングしている個体は、海中にペンチを突っ込んで、そのまま水から上げずに殆どの個体を速やかにリリースすることが出来た。

(クチナジは相当引きの強い魚、タマンタックルだからこそ出来たゴリ巻きだ)

とにかくヒットした瞬間からリリースの流れをイメージして、漁獲圧を掛けないように努力したつもりだ。


しかし、このクチナジこそがタマンに繋がる最高のファクターなのだ。

突如襲う、あの強烈なバイトを信じ、クチナジをリリースし続けた。



タマンほどではないが、強いアタリ!




小ぶりなムネアカクチビ!

これもささっと撮影してリリース。





試しに投入した、ラパラのシャローシャッドラップ(シンキング)のウェイトチューンが凄まじかった。

バイトが途切れない!




そして、少しコースを外した遠投でそいつは来た!






遠投後のフォール。





ドカン!!!!






竿が立たない!!


来たッ!タマン!!




圧倒的パワー!

ドラグはフルロックで出されないが、リールをひと巻きもすることが出来ず、フックオフ!



このワンバイトでシャッドラップのリップが捥ぎ取られていた・・・






しばし天を仰ぐ。





しかし、このルアー。

本領はここからだった。



リップレス状態のシャッドラップをスローなジャーキングでスライド&フォール。



先ほど以上に当たってくる!






そして程なく、








ズドーン!!!






ヒットと同時にその付近の海面が揺らぐ!!


モンスタータマンだッ!!!




1cmでも多く巻き取ろうとするが、相手が強すぎる!!

直後、無念のバラシ。。。




隣で船長も悔しそうだ。



しかしこれでは終わらなかった!

悔しそうにしている船長のルアー(ザラ・スプーク)が10mほど先で浮いていた。


バシュッ!!


なんと、私のルアーを襲ったと思われる巨大魚が船長のルアーを喰いに来た!

乗らないが、慌ててアクションを入れたルアーにしつこく追尾!


茶色っぽい魚影!


フエフキだよ!じゅに君、投げて!!


急いでルアーを回収しようとしたが、なんとすでに、タマンをバラしたルアーにクチナジが釣れてしまっていた^^;


そのまま船長のザラ・スプークに茶色い魚影がヒット!


ワールドシャウラの#2に、クラド+PE3号のセッティングが悲鳴を上げる!!


限界まで絞め込んだドラグだが、ビュンビュン出される!

さらに指ドラグでプレッシャーをかけるが、止まらない止まらない!!

しかし、近距離&トップで掛けたため、根に巻かれず何とか寄せてこられた。


そして、タモを構えた私と魚の目が一瞬合った!






タマン!!デカすぎるッ!!!





物凄い体格!
確実に70cmオーバーのモンスタータマン!

ボートを見たタマンの最後の抵抗は強烈!

惜しくもここでフックオフ・・・!



デカかった・・・。



船長も必死だった。
曰く、自己記録のサイズだったという・・・


あんな引きされたら、フルキャスト先でのヒットなど、獲れるはずがない・・・!!




圧倒的すぎる強さ・・・




釣れたクチナジをリリースして、ふとルアーを手に取った。。。












!!!?






!!!!??

大破!

縦に亀裂も入り、一発のバイトで使用不可に・・・

恐らく、歯がバルサのボディに食い込み、フックに達しなかったのだろう・・・





膝が震えた。








CD-9のウェイトチューンに変更して一発。


ヤマトビー(ニセクロホシフエダイ)!


実はずっと釣りたかったお魚!
定番魚なのになぜか私にだけ釣れてくれなくて嫉妬していただけに嬉しい!

しかもこれは最大に近いサイズ!







タマンがトップに出たので私もレッドペッパーにチェンジ。
これで毎投釣れてしまうクチナジをかわせるかもしれない・・・






無理でした・・・^^;

かなりの良型。
普段は滅多にトップに出ないというクチナジだったのだが・・・






しかし次に選んだパズデザインのウッドペンシル、マナーナ120に強烈バイト!!!


しかし、これもでっかい歯型(穴)を付けられフッキングできず・・・




く、くやしいッ!




今度は船長のザラにドカン!!!



強い強い!

完全にタックルの限界ファイト!


横っ腹に掛かっており、とんでもないトルクだった。

無事私の構えるネットに収まった。

7kgくらいあるんじゃないかと思われた、大型のカスミアジ!





カッコいい!

リトルターンの本来のターゲットはこの魚。
タマン狙いは、ちょっと無理を聞いて貰っているわけだ(笑)









結局この日はこれにてタイムアップ。

相も変わらずタマンにはやられっぱなしだ。

しかし、今までになく、奴の存在を近くに感じることが出来た。

明日は、必ず・・・!!

そう誓い、1時間近くかけて船は港まで走った。









下船し、ホテルのシャワーでタックルと自分自身から潮を流して、船長と一緒に島釣具へ。

ブルースコードとペンシルベイトを補充し明日のリベンジを誓って、今宵も一人、居酒屋「錦」へ。


錦サラダと三枚肉のキャベツ炒めを腹に収め、明日に備え、オリオンビールは飲まずにホテルに帰った。

酔いしれるのは勝ってから。

タマンよ、じゅにの本気、思い知るがいい・・・










爆睡・・・(笑)



嵐を呼ぶ!八重山巨大タマン伝説!つづく


  


Posted by じゅに at 00:02Comments(2)WORLD BIG GAMES