2017年05月24日
嵐を呼ぶ!八重山巨大タマン伝説!~序章編~
どうすることもできない程の引き・・・
皆さんは味わったことがあるだろうか・・・
あったとしても、それは不意の大物か、それとも、狙いの魚がそんな引きをすると解っていた上で、それでも尚、どうすることも出来ないのか・・・
私のターゲット「ハマフエフキ」、通称タマン。
この魚は紛れもなく後者なのだ・・・
昨年の暮れから半年間、仕事が多忙を極めていた時期がようやく過ぎ、今年も休日出勤の代休を消化せねばならない・・・(笑)
そんな時期がやってきた。
去年のこのタイミング。
軽い気持ちで石垣島をはじめとする、石西礁湖にとある魚を狙いに行ったのだ。
それが全ての始まり。
あまりの難易度に、病気と呼ぶにふさわしいくらい熱中した。
リベンジを懸けて、その三か月後の夏の石垣にも挑戦したが、再び大敗に帰した。
他の魚はいくらでも釣れた。
奴だけが「どうすることも出来ない」存在として私の大脳に深く刻まれていくのだった・・・
今年の石垣島は、GWの梅雨入り直前から豪雨に見舞われ、釣りの方も散々な状況にあったという。
そのままの海況で梅雨入りし、直前の情報ではかなり厳しいとされていた。
しかし出来る限りの準備はしたのである。
効くルアー、効くカラー、アクション、サイズ、ウェイト・・・
過去の自分のデータと、沖縄で名を挙げる名だたる名手たちのブログの過去記事を隅々までチェックし、割り出したルアーをボックスに詰め込んだ。
さらに、どんな状況でどのルアーを、どのタックルでキャストするかまでのシュミレーションも完璧にしておいた。
もう負けるわけにはいかないのだ。
同じ失敗は繰り返せない。
お世辞にも安い釣りでもない。
旅費や釣りそのものだけで15万円はかかってくる。
だからこそ今回仕留める。
タックルも強化した。

軽快に動かしたいタイプのルアーを扱うには
ロッド:SHIMANO WORLD SHAULA 2704RS-2
リール:SHIMANO new TWINPOWER SW4000XG
ライン:YGK YOZ-AMI LONFORT ODDPORT#2(45lbs) + SYSTEM SHOCK LEADER FC40lbs
バイブレーションなどの、ある程度ゆったりとしたアクションのルアーには
ロッド:MC.works LIGHTNING 733CR カスタム
リール:SHIMANO TWINPOWER SW6000HG
ライン:YGK YOZ-AMI LONFORT ODDPORT#2(45lbs) + SYSTEM SHOCK LEADER FC40lbs
ルアーはあくまでも目安で、慣れてきたらどちらのタックルでも使っていたのだが・・・(笑)
今回ラインは2号でなんと45ポンドテストという驚愕の強さを誇るオッズポートを選択。
これは釣友のがーみんの推奨だ。
あの根に向かって走る怪物を止めるのにドラグは不要。
今までの敗北から、フルロックのドラグによる完全綱引き勝負しかないと考え、高価だが引張強度の高いPEラインを使用した。
フックはがまかつダブルの#1と#2をルアーサイズに合わせてセット。
また、強いとウワサのオーナーSTX-58の#4も試しに買ってみた。
装備は完ぺきだった。
はずだった・・・
5月21日、早朝の関西空港からいつものピーチ航空で新石垣空港へ。

眼下に広がる珊瑚礁のリーフ。
このどこかに奴がいる・・・
梅雨入りしてはいたが、所々晴れ間も見える。

まずは腹ごしらえ。

ここにきたら、八重山そばと島豆腐。
これは挨拶代わりなのだ。
一番目立つのに今回初めて入った「八重山そば本店 夢乃屋」。

やっぱり八重山そばは最高に美味い!
腹も満たされたので散歩に出かける。

天気は降ったり晴れたり。
暑かったのにスコールでずぶ濡れになって寒くなったり・・・^^;
しま釣り具さんでルアーを補充し、繁華街をぶらり。
ふと立ち寄ったアクセサリーショップ「ヤフィタ」にて貝で作られたルアーを発見。
珍しいものだなぁ、と見ていると、餌木があったり、貝でできたトローリングヘッドがあったり、挙句には島の孔雀の羽でできたフライまで!??
思わず店主らしき方に「釣りされるんですか?」と(笑)
なんとこの方、偶然にもいつもお世話になっているフィッシングガイド船「リトルターン」の船長のお友達だという。
そう言えば釣果情報のHPでよく拝見していたような・・・(笑)
しばらく釣り談義をし、ネックレスを購入。
別れ際には、頑張ってタマン釣ってね、とお言葉を頂き、意気揚々と店を出た。
降り止まないスコールに慌ててカフェに逃げ込み雨宿り。

右上が「ヤフィタ」で手に入れたフィッシュフックのネックレス。
左が最早タマン必需品、ブルースコードV90琉球SPだ。
ホテル東横インにチェックインし、荷解きして、今回はちょっとだけショアからもやってみることに。

あらかじめ目星をつけていたポイントまでひたすら歩く。
小さな流れ込み。
連日の雨による増水が少し残り、良い感じ。
河口の魚は何処に行ってもやっぱり雨後なのだ。
ま、小さいメッキが少し釣れれば御の字、くらいの気分でスタート。
水深は5~30cmと、ドシャロー。
ベイトは大から極小までかなりいる。
夕まず目まではノーバイト。
これは想定内。
日暮れ前後にアジ系の時合いがあるはずだ。
と、それを待たずして水面が割れる!
しかもそこそこの引きに面くらった^^;

いいサイズのクワガナー!
リリースするも続かない。
回遊を信じ、場を休めつつキャスト。
陽が傾いてきたとき、再び!
サイズアップ!

ROD:SHIMANO WORLD SHAULA 2651R-2
REEL:SHIMANO new TWINPOWER C3000HG
LINE:SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 22lbs + SYSTEM SHOCK LEADER FC20lbs
LURE:HACT工房 ハクトリーフmini
さらにサイズアップ!

状況は割とシビアで、ミノーじゃ根掛かるし、ポッパーだと出ない。
ハクトリーフの独壇場となった。
クワガナーが当たらなくなった。
そろそろメッキが来ないかな、と10cmほどの水深に立ち込み、遠投する。
ルアーを先ほど購入したブルースコードV60琉球SPにチェンジ。
一投目、大遠投から、手前のベイトの群れの際まで強いジャークで誘ってドスン!!
同時に引き絞られるロッド!唸るドラグ!!
来たッ
でもこれは想定外のサイズ!
ゆっくりやりとりし、ずり上げ。

でかい。
こんな場所でこのサイズは凄い。

超カッコいい。
まさかの40cmあるなしのロウニンガーラ。

ROD:SHIMANO WORLD SHAULA 2651R-2
REEL:SHIMANO new TWINPOWER C3000HG
LINE:SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 22lbs + SYSTEM SHOCK LEADER FC20lbs
LURE:Maria BLUESCODE V60琉球SP
ここでは死滅回遊魚ではない。
GTになってもらうために丁重にリリース。
その後もトップで連発!

25cmのメッキサイズ。
素晴らしいファイター。
大阪湾サイズも追加(笑)

陽も暮れたし、つるっと滑って泥まみれになったし、(シャウラのガイドが飛んじゃったし^^;)ホテルに戻り、いつもの居酒屋「錦」へ。

オリオンビールと錦サラダ。
石垣の釣りはこれから始まるのだ。
ホテルでノットを組み直し、決戦に備えたのだった
嵐を呼ぶ!八重山巨大タマン伝説!つづく
皆さんは味わったことがあるだろうか・・・
あったとしても、それは不意の大物か、それとも、狙いの魚がそんな引きをすると解っていた上で、それでも尚、どうすることも出来ないのか・・・
私のターゲット「ハマフエフキ」、通称タマン。
この魚は紛れもなく後者なのだ・・・
昨年の暮れから半年間、仕事が多忙を極めていた時期がようやく過ぎ、今年も休日出勤の代休を消化せねばならない・・・(笑)
そんな時期がやってきた。
去年のこのタイミング。
軽い気持ちで石垣島をはじめとする、石西礁湖にとある魚を狙いに行ったのだ。
それが全ての始まり。
あまりの難易度に、病気と呼ぶにふさわしいくらい熱中した。
リベンジを懸けて、その三か月後の夏の石垣にも挑戦したが、再び大敗に帰した。
他の魚はいくらでも釣れた。
奴だけが「どうすることも出来ない」存在として私の大脳に深く刻まれていくのだった・・・
今年の石垣島は、GWの梅雨入り直前から豪雨に見舞われ、釣りの方も散々な状況にあったという。
そのままの海況で梅雨入りし、直前の情報ではかなり厳しいとされていた。
しかし出来る限りの準備はしたのである。
効くルアー、効くカラー、アクション、サイズ、ウェイト・・・
過去の自分のデータと、沖縄で名を挙げる名だたる名手たちのブログの過去記事を隅々までチェックし、割り出したルアーをボックスに詰め込んだ。
さらに、どんな状況でどのルアーを、どのタックルでキャストするかまでのシュミレーションも完璧にしておいた。
もう負けるわけにはいかないのだ。
同じ失敗は繰り返せない。
お世辞にも安い釣りでもない。
旅費や釣りそのものだけで15万円はかかってくる。
だからこそ今回仕留める。
タックルも強化した。

軽快に動かしたいタイプのルアーを扱うには
ロッド:SHIMANO WORLD SHAULA 2704RS-2
リール:SHIMANO new TWINPOWER SW4000XG
ライン:YGK YOZ-AMI LONFORT ODDPORT#2(45lbs) + SYSTEM SHOCK LEADER FC40lbs
バイブレーションなどの、ある程度ゆったりとしたアクションのルアーには
ロッド:MC.works LIGHTNING 733CR カスタム
リール:SHIMANO TWINPOWER SW6000HG
ライン:YGK YOZ-AMI LONFORT ODDPORT#2(45lbs) + SYSTEM SHOCK LEADER FC40lbs
ルアーはあくまでも目安で、慣れてきたらどちらのタックルでも使っていたのだが・・・(笑)
今回ラインは2号でなんと45ポンドテストという驚愕の強さを誇るオッズポートを選択。
これは釣友のがーみんの推奨だ。
あの根に向かって走る怪物を止めるのにドラグは不要。
今までの敗北から、フルロックのドラグによる完全綱引き勝負しかないと考え、高価だが引張強度の高いPEラインを使用した。
フックはがまかつダブルの#1と#2をルアーサイズに合わせてセット。
また、強いとウワサのオーナーSTX-58の#4も試しに買ってみた。
装備は完ぺきだった。
はずだった・・・
5月21日、早朝の関西空港からいつものピーチ航空で新石垣空港へ。

眼下に広がる珊瑚礁のリーフ。
このどこかに奴がいる・・・
梅雨入りしてはいたが、所々晴れ間も見える。

まずは腹ごしらえ。

ここにきたら、八重山そばと島豆腐。
これは挨拶代わりなのだ。
一番目立つのに今回初めて入った「八重山そば本店 夢乃屋」。

やっぱり八重山そばは最高に美味い!
腹も満たされたので散歩に出かける。

天気は降ったり晴れたり。
暑かったのにスコールでずぶ濡れになって寒くなったり・・・^^;
しま釣り具さんでルアーを補充し、繁華街をぶらり。
ふと立ち寄ったアクセサリーショップ「ヤフィタ」にて貝で作られたルアーを発見。
珍しいものだなぁ、と見ていると、餌木があったり、貝でできたトローリングヘッドがあったり、挙句には島の孔雀の羽でできたフライまで!??
思わず店主らしき方に「釣りされるんですか?」と(笑)
なんとこの方、偶然にもいつもお世話になっているフィッシングガイド船「リトルターン」の船長のお友達だという。
そう言えば釣果情報のHPでよく拝見していたような・・・(笑)
しばらく釣り談義をし、ネックレスを購入。
別れ際には、頑張ってタマン釣ってね、とお言葉を頂き、意気揚々と店を出た。
降り止まないスコールに慌ててカフェに逃げ込み雨宿り。

右上が「ヤフィタ」で手に入れたフィッシュフックのネックレス。
左が最早タマン必需品、ブルースコードV90琉球SPだ。
ホテル東横インにチェックインし、荷解きして、今回はちょっとだけショアからもやってみることに。

あらかじめ目星をつけていたポイントまでひたすら歩く。
小さな流れ込み。
連日の雨による増水が少し残り、良い感じ。
河口の魚は何処に行ってもやっぱり雨後なのだ。
ま、小さいメッキが少し釣れれば御の字、くらいの気分でスタート。
水深は5~30cmと、ドシャロー。
ベイトは大から極小までかなりいる。
夕まず目まではノーバイト。
これは想定内。
日暮れ前後にアジ系の時合いがあるはずだ。
と、それを待たずして水面が割れる!
しかもそこそこの引きに面くらった^^;

いいサイズのクワガナー!
リリースするも続かない。
回遊を信じ、場を休めつつキャスト。
陽が傾いてきたとき、再び!
サイズアップ!

ROD:SHIMANO WORLD SHAULA 2651R-2
REEL:SHIMANO new TWINPOWER C3000HG
LINE:SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 22lbs + SYSTEM SHOCK LEADER FC20lbs
LURE:HACT工房 ハクトリーフmini
さらにサイズアップ!

状況は割とシビアで、ミノーじゃ根掛かるし、ポッパーだと出ない。
ハクトリーフの独壇場となった。
クワガナーが当たらなくなった。
そろそろメッキが来ないかな、と10cmほどの水深に立ち込み、遠投する。
ルアーを先ほど購入したブルースコードV60琉球SPにチェンジ。
一投目、大遠投から、手前のベイトの群れの際まで強いジャークで誘ってドスン!!
同時に引き絞られるロッド!唸るドラグ!!
来たッ
でもこれは想定外のサイズ!
ゆっくりやりとりし、ずり上げ。

でかい。
こんな場所でこのサイズは凄い。

超カッコいい。
まさかの40cmあるなしのロウニンガーラ。

ROD:SHIMANO WORLD SHAULA 2651R-2
REEL:SHIMANO new TWINPOWER C3000HG
LINE:SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 22lbs + SYSTEM SHOCK LEADER FC20lbs
LURE:Maria BLUESCODE V60琉球SP
ここでは死滅回遊魚ではない。
GTになってもらうために丁重にリリース。
その後もトップで連発!

25cmのメッキサイズ。
素晴らしいファイター。
大阪湾サイズも追加(笑)

陽も暮れたし、つるっと滑って泥まみれになったし、(シャウラのガイドが飛んじゃったし^^;)ホテルに戻り、いつもの居酒屋「錦」へ。

オリオンビールと錦サラダ。
石垣の釣りはこれから始まるのだ。
ホテルでノットを組み直し、決戦に備えたのだった
嵐を呼ぶ!八重山巨大タマン伝説!つづく