シーバス慕情

じゅに

2016年11月01日 00:38

シーバス。
この魚をしっかり釣れる人は本当に凄いと思う。

ワタクシじゅにも、一介のシーバスマンとしてもっと成熟すべく、この秋のベストシーズン、ストイックに活動してきました。






9月のいつだったか(笑)

珍しく台風が纏まった雨を降らせ、その濁りが少し落ち着いたタイミングが大潮の引き潮と重なり、それが金曜日の深夜と重なった奇跡の日があった(笑)

迷わず、過去このタイミングに実績のあった場所に向かう。

潮位が一番のキー。

ほんの小さな河川の小場所だが、現場に着くと、魚の気配は濃かった!

しかしまだ潮位が高い。

あと30分。


キャストを我慢してじっと待つ。


良い感じに下げの潮が効きだし、増水気味の河川の流れと合わさり、非常に良い感じ。


その内、浅場に瀬が見えだす。


狙っていたのはこのタイミング。

狙っていたのは僕だけじゃない。

一番このタイミングを計っていたのはシーバスです。


そう、ここから僅か20分ほどの間、まさにスーパーボイル!!


秋の醍醐味、イナッコ爆発パターン!


瀬の出た箇所に何度もイナッコを追い詰め、水面が爆発する!



しかし、ベイトに偏食したシーバスをルアーに食わせるのは容易じゃない。



今回は、ノースクラフトのエアオグル85Fをセレクト。

強い浮力で、瀬の上でもアクションさせられる。

瀬にキャストし、散り散りになって逃げるイナッコの中でも逃げ足の遅い個体をイメージ。

リトリーブではなく、ドリフト&ジャーク。



一発でヒット!

しかし最初の鰓洗いでルアーを飛ばされる!




次のボイルのタイミングでもヒット!

しかしフックオフ。




慎重にタイミングを計り、キャスト!








バフォッ!!







これはデカい!

流れに乗って走る!

この時期のシーバスはファイトも強力!

一進一退で足元まで寄せた。

いいサイズ。



しかし再び走られ、そのタイミングで鰓洗い!





ラインブレイク・・・(´;ω;`)




鰓にラインが擦ったか?

もともとリーダーに傷が入ってたのか・・・?



その後、潮位が下がり過ぎ、さっきの光景が嘘のように静まり返る。




その翌日、同じタイミングでGoさんが挑戦したが、ボイルも何もなかったとのこと。

やっぱり増水の加減が一日ズレただけでこれだけ差が出るのか・・・。








その次の週だったか、あまりはっきりとは覚えていないが、他のイナッコの溜まる場所も見に行ってみた。

海面を覆う、ボラボラボラ・・・^^;


厳しいか。


流れは良い感じ。


ボイルはないが、ボラの集団のキワ、喰うならこのコースやろ、というところに、この時期に強いブルスコC90を投入。





一撃ヒット!!!




しかもデカい!

ほとんど抵抗せずに寄ってきたところを、ネットインのためライトで照らしたら大暴れ!



それでも何とかやり取り。


確実に70後半、いや、自己記録イッたかな。




しかし高い足場。

ネットにフックが絡まり、魚だけポロリ。。







正直、これは悔しすぎました(笑)

悔しすぎて、ランディングネットを新調してしまいました(笑)








その翌週は、和歌山では良い感じの降水があったようだったので、仕事終わりから寝ずに中紀の河川へ!


到着すると、月がなく、真っ暗ではあるものの水量、濁りはベストな感じ。

しかし地形が少し変わっており、ウェーディングでうろうろするのは危険と判断。

ヒットポイントまで上流から永遠とルアーを流す戦略に(笑)



一流し目(笑)


50mほどややテンションを掛けながら流し込んでいたオールドラパラF13が止まる。

竿を立てて、少し聞き合わせを入れると、ゴンゴンゴン!!


喰ったやん(^^♪



しかし激流ゆえ、とんでもなく重たい。

そして恐らくそこそこのサイズ。

この時点で、アカン、獲れんかも知れへん・・・^^;


何とか下流に立ち位置を変えるルートを探してるところでまたしてもラインブレイク。。


メインラインから切れていたので、どこかで木に擦れていたんだろうなぁ。



シーバスには申し訳ないことしちゃったなぁ・・・。









そして10月15日(土)。

もうシーバスの亡者と化してしまっていた僕はこの日、大潮の紀北エリアに勝機を見出していた(笑)


深夜の下げのタイミングは河川絡みのオープンエリア、朝まずめは磯。



まずは河川の流れが海の流れと交わり、複雑になる場所。

雨後というわけではないから、水は極めてクリアー。

しかしこの流れ。

間違いなくワンチャンスある!


しばらく観察していると、流れのヨレの中で時折イナッコが騒ぐ。



そこにブルスコC90を流し込み、重たい流れの中、デッドスローで見せて、ゴン!



もうバラせません(笑)


小さいながら、執念のキャッチ(笑)
このサイズでも頑張ってよく引いてくれました!

ROD :PALMS ELUA Egeria Native Performance 83MH
REEL:SHIMANO  RARENIUM CI4 V2C3000
LINE :SUNLINE   CAST AWAY PE 1号+20lbs Nylon
LURE:Maria    BLUES CODE C90


そして新調した、アングラーズ・リパブリックのエゲリアにも入魂できました。

8.3フィートのシーバスロッドが欲しいと思っていて買った、本流トラウトロッド(笑)

理由は見た目のカッコよさだけです(笑)





感謝のリリース。







この後はノーバイト。
やっぱりチャンスは一度きりでした。



その後、紀北の磯マル狙いでポイントを移動。

しばらく車内で仮眠を取って、夜明け前に出撃。


夜明けまでは太刀魚、明けてからの青物もあり得る。

しかし狙いはマルスズキ。



大潮の満潮いっぱいまでの勝負。

流石大潮、潮は徐々にカッ飛んでいき、海の状況が刻々と変化する。


沖のブレイクラインを狙ってキャストを繰り返していると、何かがヒットするもすぐにバレる。

それからも時々何かが当たる。

まあだいたい想像はつくんだけど(笑)



で、ヒット!

根掛かりのように重い引きからの突っ込み。



タチウオ~

ROD :PALMS  SURF STAR SSS-116
REEL:SHIMANO new TWINPOWER SW4000XG
LINE :SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 22lbs+NYLON30lbs
LURE:SHIMANO Silent Assassin140F


このサーフスターSSS-116も中古ですが、磯マル、テトラからの泉南シーバス、磯ヒラ用にだいぶ前に購入。
タチウオじゃ入魂とは言えないかなあ

ちょっと竿に振り回されてる感が否めませんが・・・(笑)

93の方が僕には合ってる感じがします。







その後、雰囲気はいいものの、日の出まで粘ってノーバイト。








とりあえず小さいものの一本取れてめでたし!

朝のドライブも気持ちよかったです♪











19日は、良い風が吹いた。
北東からの10m以上の風。

泉南のポイントも脳裏を過ぎったが、せっかくのベストシーズン。
今後のためにもいろんなポイントを見ておきたい。


で、足を運んだのは淡路島。

航空写真とにらめっこし、風向きと潮から、南東部のとある入り江に狙いをつけた。

恐らくこの辺りにベイトが寄るんじゃなかろうかと・・・


仕事を終え、再び寝ずに車を走らせる(笑)


深夜、入り江の入り口に立つと、地形的に風が吹き抜けるためか、釣り不可能な風速!

航空写真では予測できなかった事態だ。


しかし、その入り江の最奥部、一番穏やかな場所。
そう、ベイトフィッシュが避難するのにぴったりなところに、ポツンと常夜灯!


これは怪しい。怪しすぎる!!


とりあえず浅いところにルアーを着水。





ブルブルブル・・・




いや、リトリーブもしてないのに・・・






ビンゴ!




何回落としてもイワシが当たってくる。。



これはひょっとして・・・



恐る恐る、カメラのフラッシュを焚いた・・・





その時の写真が・・・





これだァッ!!!










ンなんじゃこりゃあ~!!





海面を覆い尽くすイワシイワシイワシ!!!



こんなの初めて見た!



よく見ると、岸沿いに海の色が変わって見える。

全部イワシかい・・・




時折群れが分離し、小隊になる。



そしてこのはぐれイワシの群れの付近で、時折銀色のものが輝く。

タチウオや!

タチウオが横泳ぎでイワシ玉に突っ込み、喰いまくる!

喰いついたイワシがデカくて引っ張られるタチウオもいる。


僕のルアーにも無限にイワシが掛かる。。






そのわりに、シーバスの姿は皆無だった。

一度、マダイらしき姿は確認(笑)



すぐそこの浜には無数のイワシが打ちあがっていて、歩くのも困難なほど。


マイワシ、ウルメ、カタクチと、勢揃いであった。



ウェーディングしてもこの状態(笑)
スマホのLDEライトの撮影でこれだけ写る。


足にもぶるぶると当たって気持ち悪い(笑)





でもさすがにこれだけいると、何もルアーに食ってきてくれない。


ここは朝まず目にもう一度来るとして、ポイント移動。


風の当たるサーフとテトラの複合地帯でサラシを撃つものの、最干潮で状況も悪く、ヒットしない。



そこでとある漁港へ。

沖の方はベイトっ気もないが、常夜燈のあたる最湾奥にはやはりイワシの気配。

しかし先ほどよりは圧倒的に数は少なく、狙いやすい感じ(笑)


と、直ぐにヒット!


F2の細いタチウオ。






立ち位置を変え、ベイトのざわめく所を叩くと、ゴン!



下へ下への強烈な締め込み!

一瞬シーバスか!?とも思ったが、なんとF4のいいサイズのタチウオ!


ROD :PALMS ELUA Egeria Native Performance 83MH
REEL:SHIMANO  RARENIUM CI4 V2C3000
LINE :SUNLINE   CAST AWAY PE 1号+20lbs Nylon
LURE:Rapara     CD-7







ルアーをまめに変えるとバイトが続く。
ラパラF13で。
F3.5。

喰った瞬間、根掛かりのような感触だった。





タックルハウスのM128でも同サイズ。







シーバス釣りに来たことを忘れそうになるくらい楽しい(笑)

流石は淡路島、直ぐ沖にタチウオ漁場があるだけあって、魚影がめちゃくちゃ濃い。




とりあえずお土産を確保したところで朝まず目に向けて元のポイントに戻る。




やっぱりまだいる。



これは明け方爆発するやろ。。




明け方、やっぱり広範囲に散っていくイワシたち。

しかし以外にもボイルは単発。

それもどうも青物クサい。


トップ、ミノー、バイブレーションと、出来ることはやったが、結局ノーバイトで日が昇ってしまった。


浜には無数のトンビとカラスが群がり、打ち上がったイワシをつついている。



海上ではカモメが騒がしい。

やっぱりベイトのたまり場の選択は間違ってはいなかった。

ただ、溜まり過ぎていたのだ(笑)






最後は、学生時代の後輩と合流し、生シラス丼に舌鼓。


さらに、明石海峡大橋を臨む露天風呂で地震にすら気付かないほどリラックスし、帰路につきました。。








27日は振休を頂いたので、良い感じの風が吹き出した泉南へ!




この日は現地で、泉南のシーバスマスター、かじやんさんと合流予定。

とりあえず先についたので様子見がてら狙うも、潮もまだ流れず、ノーバイト。



かじやんさん曰く、今は漁港のサヨリパターンがヤバいとのこと。

現場に着くと、、




な、なんじゃこりゃあ~!!



である。

海面を埋め尽くすサヨリサソリサヨリ・・・


かじやんさん、カットウ釣りの仕掛けを持ち出す(笑)

シーバス釣る気無いやん、この人(笑)



僕のミノーにも嫌というくらいサヨリが掛かる。

しかもデカい(笑)


それでも偏食したシーバスを、スミスのハルカ145Fでちょっと技ありのヒット^^




いいサイズ!

しかし激しい鰓洗いで、なんとスプリットリングが飛ばされ、バラし・・・。



それっきり掛かるのはサヨリだけ。

次の日の仕事もあるのでここでタイムアップ。



う~ん、これはこれで興奮するけど、やっぱりなんか違うんだよなぁ。

やっぱ、泉南シーバスは、こう、頭から波を被って・・・(爆)








その翌日、仕事を終えると、またしてもい~い北風が!

北東ではなく、珍しく真北からの風!

大潮、満潮は明け方6時。

この感じやと、あのポイントで4時半がベストなはず・・・^^


高槻から再び一気に泉南へ!

4時半まで車内で仮眠し、いざ海へ!

吹き荒れる北風が気持ちいい!


そう!
泉南シーバスはこうでなくっちゃ!(笑)

変態の釣りなのだ。



これはいける。

間違いなくいる。

最高においしいコースに、エイムスのアローヘッド120Fを撃つ!











一撃!!!






狙い定めて獲った、納得の良型!!

この一本を手にするまで1ヶ月・・・。

非常に感慨深い一本だ。




ヒットルアーはアローヘッド120Fパール・レッドヘッド。
泉南の荒波でもしっかり泳ぐ、頼りがいのあるルアーです。









狙い通りのタイミング、一投目で来た、最高の一本でした!

ROD :PALMS  SURF STAR SSS-93SP
REEL:SHIMANO new TWINPOWER SW4000XG
LINE :SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 22lbs+NYLON30lbs
LURE:AIMS "ARROW HEAD"120F




目にフックが入ってしまったため、キープ。








他にも、撃てば出る場所がありそうでしたが、気持ちに余裕が出たので広範囲にポイントを見て回ります。

風向きから、一番ベイトの寄りそうなところを選ぶと、かなりのシャローでヒット!


しかし掛けた瞬間、タチウオ確定(笑)

いいサイズ^^

空が白地んできたタイミング、シャローでこれが釣れるということは、やっぱりベイトが寄っていた証拠。







そのまま日が昇り、納竿としました。



朝日の昇るドライブは最高の気分です^^



君たちもありがとう!!







この日のディナーは実家で久しぶりに料理♪

このムニエルも、アラ炊きも、脂ノリノリで最高に旨かった!!









さあ、泉南の海が熱くなるのはこれから!




ストイックに行きますよぉ~^^!













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