みなさん、大変ご無沙汰しております。
前回の投稿以来、釣りに行くこと11回。その全てが悉くボーズ。
遂に釣の神様から見放されたのか、と感じるほどでした。
友人とチヌを釣りに行くと、爆釣する友人の隣で一人肩を落とし、シーバスに至っては居場所すら掴めない有様。
そして先日、15年ほど一緒に暮らしていた祖父が、94歳で亡くなりました。
バタバタと、息をつく暇もない忙しさでした。
しかし、ようやく落ち着きを取り戻し始めた我が家。
一昨日の夜、前日に降りしきった雨で、家の前を流れる小さな川は程よい濁りと流れ。
遺影と仏壇の前で手を合わせ、
「おじいちゃん、今日こそはでっかいの釣ってくるで」
と呟き家を出ました。
良型のシーバスを釣って家に帰ると、いつも目を見開いて驚き、喜んでくれた祖父。
今日こそは釣れる!
確証のない不思議なこの感覚。
こういう日は釣れるのである。
徒歩10分ほどで到着。
下水が未だ完備されていない我が町。相変わらずのドブ川である。
しかしこの汚濁に自分が出した生活排水も貢献していると思うと、妙な親近感が湧いてくるものだ(笑)
当日に購入したばかりのラパラF13で一投目。
開始5秒で来た!
小振りだが嬉しい一匹。
生命感あふれる川面。
次に掛けた魚は予想していなかったビッグファイト!
確かに口で喰っている。スレではない。
何度もドラグをうならし、ラインを引き出していく!
ラパラも13cmのモデルについている純正フックはなかなか強い。
80近いランカーサイズのメナダ。
メナダはボラよりも臭くないことが多いと思う。
ただし個体差は激しい(笑)
とりあえずこの個体はほとんど臭わなかった。
ややアップに投げて巻く。
モゾッ
小さいアタリだがフッキング!
今度は大きさの割には引かない。
難なくランディング。
70クラスの良型!
この個体、尾鰭周辺に15cmもあるヒルが5~6体寄生していた。
海産の無脊椎動物は浸透圧の変化に弱い。
それを知ってか知らずか、鱸は川に入る。するとヒルが弱って落ちるのである。
この鱸も、ランディング直後、大層お暴れになったので、弱って吸着力の低下したヒルがボタボタと飛んできて恐ろしかった(笑)
感謝してリリース。
この直後、F13をキャスト時のショックでロスト。
もう帰ろうかと思ったが、F11をフリーノットで結び、もう少し投げてみることに。
すぐにショートバイトがあり、フッキングも決まる。
ゴリ巻で寄せて、ゴボウ抜き♪
テールフックだけを喰っている。
この個体にも1体ヒルが付いていた。
写真上に写りこんでいるのがソレだ(笑)
胸鰭の上に寄生されていた。
写真でもその傷口がはっきりと確認できる。
これで満足できたし、ヒルももう勘弁、ということで納竿とした。
やはり雨後。そして高い潮位が好条件であることが分かった釣行。
またタイミングを見て行こう。
<tackle>
rod:SHIMANO ワールドシャウラ2651r-2
reel:SHIMANO レアニウムCI4 V2 C3000
line:パワープロ1号