アフター

じゅに

2011年01月28日 22:30





魚の蘇生より手先足先の蘇生に時間がかかります。





じゅにです。













今日は晩ご飯食べてから行ってきました。




下げ五分位から長靴でスタート。

今日は凪に近いくらいだったのでチョイ厳しそうだ。

ラパラCDリップレスで流れ込みを一通り探るが反応が無いのでスタスイ80Sにチェンジ。


ここのような河口の払い出しはいろんなモンが流れてくるから釣り人にとってはデンジャラスゾーンだ。




目の前にヤバそうな突起物が海面から顔をのぞかせている。

それを避けてリトリーブしたはずだったけど強い流れに押されて知らん間にラインが引っかかってしまい、スタスイロスト

目の前にあるルアーを諦めるわけにもいかず、超シャローなのでざぶざぶ入って行った。
ケータイのライトで照らすと地面に深く突き刺さった物体に網のようなものが絡んでいてそれにルアーがからんでいた。

取れるっと確信した僕はロッドを口にくわえて外しにかかったがなかなか外れない。
その時、大きめの波がザブーンと来て長靴の中に思いっきり水が入ってきた。

「ウッ、つめてぇ」

ネオプレーンのグローブも水につかる。

ケータイにも水がかかったが潰れてはなさそうだ。

次々来る波のせいでらちが明かないのでかじかむ手でバッグからライン用のはさみを取り出し太い網の紐を力ずくで断ち切った。



こうして無事ルアーは取り戻せたものの足と手の感覚がほとんどなくなった
しかも防寒にスキー用の靴下をはいていたので大量に水を吸って必要以上に冷たい

それでもここでやめては釣りバカの名折れともう一度PEを結び直し、今度はCDリップレスをセレクト。



障害物からしっかりと距離をとりキャスト。



岸から20メートルほどのところに水面直下を泳ぐルアーでも底を擦るところを発見。

その向こうにあるであろう駆け上がりをゆっくり引いてくる。

少し風が吹いてさざ波が立った。

「ゴゴッ」

バイトがあったがフッキングが遅れた。

魚はいる!

もう一度同じコースをゆっくりリトリーブ。


「ガゴンッ」

鬼合わせ!

ロッドが大きく弧を描く

何度も大きくフッキングを入れる。

結構デカイ

感覚のない手でハンドルを握り締め、絶対ばらしたくなかったから弱ったらゴリ巻きで寄せる。

魚が波打ち際に来た!


フッ


バレタ・・・

でも魚はまだ目の前にいる

することは一つ

冷たい水の中へ手を突っ込み、鰓で手を切るのもかまわず頭をつかんで陸に押しやった。

そして浅瀬であえぐ下顎をボガで捕えた。



やったーー


寒さが吹き飛ぶねえーー魚釣れると。


自己記録タイの70ジャスト



極寒の凪でコレ取れたら上等でしょ


ラパラ カウントダウン・リップレス90

体格はいいけど少しお腹がくぼんだアフターシーバス。

持って帰ろうか悩んだけど、「悩んだ時はリリース」って決めてるからしっかり蘇生してやってお帰りになった。





今日は厳しい中でわずかなチャンスをものにできて満足で帰りましたとさ

帰り際、更に潮の引いた海を見ると僕が苦労して闘ったゴミが陸にありました…
その他にもあるわ、あるわ、巨大なゴミどもが。自転車とか・・・

皆さん海はゴミ箱じゃありませんよお・・・






家に帰って冷たくなった足に40度のお湯を掛けたらめっちゃカイカイになりました












<tackle>
rod;カーディフXT93ML
reel;バイオマスターSW4000PG
line;パワープロ1.5号


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