怪物たちの潜む島々へ、再び・・・!

じゅに

2016年08月27日 21:18


前回の挑戦より3ヶ月。

様々な準備をしてきた。
タックル調整、ファイトのイメージ・・・

その全てが今回、超ド級のモンスターを前にして、ガラガラと音を立てて崩れ去った。

「タマンのサイズ対引きは、GTをも凌ぐ」

今回の旅の途中にも、幾度となくこの言葉を耳にし、それを実際に味わうことになったのだった・・・。












職場の規定で、3日間の夏季休暇を取らなくてはならなかった。

8月20日の土曜日は出勤だったため、22日にその代休、23・24日に夏季休暇をくっつけて、4連休である。

この休みが決まったのが、8月10日頃。

行先は既に決めてあった。


丁度3ヶ月前のリベンジである。

早速石垣島のフィッシングガイド船「リトルターン」の長島船長に連絡を取ると、23日は空いているとのこと。

とりあえずその日はお世話になることとし、22日はどうしよう。

何軒か電話で確認するも、いずれも予約が入っていて断られた。


そこで、前回石垣島で出会ったSALT BRAINの小原氏に相談すると、ぶんぶん丸が空いているとのこと!

このリーフスケーター「ぶんぶん丸」船長、通称ボブさんとは、前回の旅でバッタリ、居酒屋「錦」でお会いしていたのだ。

さらに、小原氏も偶然私と全く同じ日程で来島の予定だというのだ!

これは楽しい旅になりそうだ。






土曜日、死ぬ気で仕事を整理し、迎えた日曜日の早朝。


大阪は快晴。





空気も澄んでいて、朝の上空は気持ちが良かった。







約2時間のフライトで南西諸島周辺である。

美しい珊瑚礁の島の上に雲がかかる。

海上ではいたる所で低気圧が発達している。
台風の影響か・・・






今回もホテルは東横イン。

民宿の方が楽しいが、釣りに集中するにはビジネスホテルに軍配が上がる。


荷物を預け、市街地をぶらぶら。


南国の夏を彩るハイヴィスカスの花は、島に欠かせないアクセント。













昼食は、適当に入った食堂で。


スクガラスの島豆腐。

スクガラスとは、アイゴの幼魚のことである。
この時期、インリーフのシャローに大挙として押し寄せるため、メインベイトとなることもある。
タマンと同じものを食べるところから、タマン釣りは始まるのだ(笑)




もちろん、大好きな八重山そばも。







ホテルにチェックインし、少し仮眠を取って夕飯に出かける。

この日は、時を同じくして来島したSALT BRAINの方々と乾杯!


右奥から、大阪のボートシーバスガイドであり、あのラパラのフィールドテスターのザッキーさん。
手前が、九州は五島列島の人気遊漁船「恵比寿丸」がキャプテン、渋田船長。
左手前、初GTキャッチに燃える石垣の釣りガール、まりなさん。
左真中、今回、お世話になりまくりました、小原氏。
そして左奥が、釣り業界の猛者に囲まれ、しあわせじゅにである。

私以外のメンバーは、あの高級釣り具ブランド「FISHERMAN」の船をチャーターしてのGTフィッシング。
なんでも、あの鈴木社長自らのガイドとのこと・・・。


運ばれてくる美味い料理の数々・・・























日頃、溜まりに溜まっていたストレスが、オリオンビール一杯ですっかりと流れ去り、釣り談義に華が咲く・・・。

こんなに熱く、釣り、魚、海について語り合える幸せ。。


もう頭の中では、良型のタマンが入れ食いである。


10匹ほどタマンを釣ったところで、翌日の釣りに備えてお開きとなった。





ホテルに帰り、心地よい気分の中、タックルのセッティング。



前回の敗北から、今回はタックルのすべてを見直した。

そして、私の考えられる限りの、「最強」のタマン専用タックルを用意したのだ。

メインとして使うプラッキングには
ロッド:MC.works LIGHTNING 733CR カスタム
リール:SHIMANO new TWINPOWER SW4000XG
ライン:SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 2号 + SYSTEM SHOCK LEADER FC40lbs

LIGHTNING 733CRは、10kg超のヒラマサに対応するキャスティングロッド。
リールは耐久力と剛性を求めて、ツインパワーSWを新調。根から一気に引き剥がせるよう、XGモデルを選択した。

フォローで入れるテキサスリグには
ロッド:SHIMANO WORLD SHAULA 2704RS-2
リール:SHIMANO BIOMASTER SW5000PG
ライン:SUNLINE SALTIMATE CAST AWAY PE 2号 + SYSTEM SHOCK LEADER FC35lbs
とした。



今度こそ釣らねばならない。

執念に近い情熱に滾りながら、眠りに落ちたのであった。








つづく


あなたにおススメの記事
関連記事