さてさて、高知で一稼ぎした私めは、その後家族で岐阜県に鵜飼を観に行って納涼したり、昨年に引き続き沖縄に釣りに行ったり、クラブの合宿に参加して遊びつくしたりと、夏を楽しみまくっておりました。
さて、この物語は、沖縄は八重山へ釣行した時の記録である。
昨年8月、再訪を誓ったからには今年も行かねば。
8月26日早朝、我ら金欠学生の味方、ピーチ航空様の石垣空港行に乗り込む。
シートも薄く、すぐにお尻が痛くなるけれども、致し方ない。
石垣空港到着間近、虹も現れ、我々のテンションも最高潮に。
海はベタ凪、大潮回り、台風の予兆も無し。
あまりに出来過ぎな旅が始まった!!
今回の面々である。
左から、釣りのセンスは持ち合わせるものの経験には一抹の不安を持ち合わせる、タカシ。
去年に引き続き参戦と相成った、ナオキ。
そして情熱の釣り師、じゅにである。
天気は快晴。
空港からバスに乗り、南国の風景を通過しつつ離島ターミナルへ。
出航まで4時間近くある。
とりあえず腹ごしらえにと、去年も入った沖縄料理店へ。
やっぱりここのソーキソバは格別である。
それから周囲を少し観光したり、釣具屋さんに行ったりターミナルのモニターでNHKの連続テレビ小説を見たり云々。
やっとこさの船出である(笑)
船室の窓から面白い現象を見た。
猫の額ほどに小さい雲が必死に雨を降らせている。
それがこの雲、自らが霧消と化すまで雨を降らせ続け、終には消滅してしまったのである。
儚い雲の運命を見届け、懐かしい鳩間島の桟橋に降り立った。
宿はもちろん民宿「まるだい」さん。
荷をほどき、夕マヅメまでの数時間をウェーディングで楽しむことに。
昨年も同じ立ち位置で写真を撮った気がする(笑)
タカシのタックルは今回全て僕がレンタルした。
僕はサーフスターにバイオマスター5000PG、PE3号タックルで挑む。
満潮の潮止まりでなかなか反応が得られない。
ポッパーからミノーに切り替え、ランガンしていく。
投げては高速ジャークを織り交ぜて早巻きを繰り返すと、いきなり来た!!
ガツン!!
サーフスターが引き絞られ、ドラグが滑る。
最後まで獰猛なファイトを見せたのは70cm近いバラクーダ!!
無事に岸にずり上げランディング。
フィッシュグリップで下顎を捕らえた!・・・はずだったのだが、
なんとグリップが故障し、魚は写真に収める前に海に消えて行ってしまった。。
なんとも虚しいが、そんなことどうでもよくなるほど美しい。
タカシも僕が貸したチューンドK-TENリップルポッパーで掛けたらしいが、同じく海にポチャリ。。
その後も僕のポッパーにバラクーダが数回出たものの、ヒットには至らず、初日の釣りが終了した。
宿に戻ってシャワーを浴び、晩御飯を頂き、庭に置かれたテーブルにお酒が運ばれ、楽しい永い夜が始まるのである。
<tackle Date>
rod:PALMS サーフスター93SP
reel:SHIMANO バイオマスターSW5000PG